ご無沙汰しております。イベントの開催がめっきりなくなってしまって新刊を作る気力もなく、ただただ時間だけが経ってしまいました。
これではまずいと思いまして、はるか昔に修理したティアックのC-1mkIIを再び修理しています。このセットは基本的に頑丈ですがゴム部分に難があり、特にピンチローラーは溶解してベトベトになりがちです。
今回の修理ではベルト類の交換を含むメカの完全分解、清掃して組み直しますが、ピンチローラーは以前オークションで入手したリビルド品に交換してみました。若干真円度がよろしくないように見えますが、果たして走行性能はどうなるのか? これから粗調整をした後、追い込んでみます。
ところでC-1、C-1mkII用のピンチローラーはこれまで2種類が確認できていて、1つはよく見かける自動調心ベアリングがローラー金型内部に圧入されている(以下内蔵型)もの、もう1つはローラー金型自体は単なる筒となっていてリブ付きのカラーにベアリングが圧入されている(以下外付け型)ものです。外付け型はこのメカの母体となった同社のカセットデータレコーダーMR-10用? という話を聞いたこともありますが、私はMR-10の現物を見たことがなく、真相は闇の中。かつてGeocitiesにとてもC-1について詳しく書かれていたWebサイトがあり、そこの管理人さんだったら、何か知っているかもしれません。